“憧れ”の原田さんと対面 ちぎり絵二人展の田中兄弟

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諏訪市の原田泰治美術館で開かれている「田中兄弟『ちぎり絵』二人展」に合わせ、作者の田中至さん(88)、等さん(86)兄弟=いずれも北安曇郡池田町=が5日、同館を訪れ、画家の原田泰治さん(76)と面会した。ともに生まれつき聴覚に障がいを抱えながら、原田さんの作品をちぎり絵で表現してきたものの、体調不良などにより10年近く制作活動から離れているという。2人は“憧れ”の人と出会い、制作に向け活力を得たようだった。

2人が、ちぎり絵を趣味にするようになったのは約20年前。5年ほど経ったころ、原田さんの画集と出合い、作品をモチーフにして制作するように。和紙の質感を生かしつつ、原作の色合いを再現するのにこだわってきた。

この日は、日ごろ2人の世話をしている、妹の宮田米子さん(78)が同行。身ぶり手ぶりでコミュニケーションを図ろうとする2人に代わって、その思いを原田さんに伝えた。「(原田さんと会い)涙を流し感激していた」といい、「自分たちの作品が飾られていて、照れくさくもあり夢のように思っているようだ。(制作活動への)刺激になったのでは」と推し量った。原田さんは「手間がかかる作業だと思うが、きちんと再現されてあり素晴らしい。(面会が)励みになり、再度制作するきっかけになればいいですね」と期待していた。

作品展は17日まで。

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