JR茅野駅西口をキレイに 活動続け10年

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「ちのステーションクリーン運動」に取り組む各グループ

茅野市の公民協働組織「ちのステーションクリーン運動推進協議会」が、JR茅野駅西口周辺で続ける草取り・清掃活動が10年の節目を迎えた。サラリーマンや学生、観光客が行き交う早朝の歩道にしゃがみ、雑草やコケを取り除く地道な奉仕作業で、70代を中心に市民21人が人知れず続けてきた。「これからも一歩一歩、無理せず楽しみながら続けたい」と話している。

お世話になった地域に恩返し

運動は2007年4月、同市上原区の区長経験者有志でつくる「グループ桃太郎」が始めた。大役を終えた仲間たちが「恩を忘れないイヌの心、サルの知恵、キジの勇気を持って、お世話になった地域に恩返しをしよう」と立ち上がり、目に入った駅西口の雑草除去に乗り出した。

民間主導、行政支援の「パートナーシップ」を取り入れ、事務局の市都市計画課が道具の提供や団体間の連絡調整を担当した。グループも増やし、現在は、明るい社会づくり推進協議会(藤木健一代表、7人)とチームかぐや(戸田美保子代表、3人)、レオパレス21茅野市オーナー会(上原謙二会長、4人)、グループサンクス(小平武男代表、2人)が加盟する。

作業は4~11月に月1回行う。グループごとに割り振られた場所で朝6時30分から1時間、インターロッキングの接ぎ目に生えたコケや、アスファルトのひび割れなどから伸びる雑草を取り除く。ほうきでごみを掃き出し、植栽に捨てられた空き缶やたばこの吸い殻を拾う。雨が降っても集まり、世間話をしながら互いの健康に気を配るのが楽しみの一つだ。

後継者の育成にも努めたい

上原会長(77)は「駅前は茅野の顔。きれいにして少しでも地域に恩返しをしたい」、藤木代表(75)も「蓼科のブランドを汚してはいけない。駅をきれいにしなければと、みんなの意識も高まってきた」と語る。桃太郎の北原和剛代表(78)は「元気で続けながら後継者の育成にも努めていきたい」と話す。

市都市計画課の田中正貴課長は「チームを増やし、活動の範囲も広げていただいた。雑草に覆われていた10年前とは見違えるほど。言葉では表現できないほど感謝しています」と述べ、「健康で無理のない範囲で末永く活動を続けていただけたら」と願った。

事務局長を務める桃太郎の矢崎三郎さん(78)は「小グループで活動することで、責任感と使命感が出てくる。一人ひとりが代表。行政の協力があったからこそ続けてこられた」としみじみ語った。

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