2017年09月22日付

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「食欲の秋」「読書の秋」「芸術の秋」と秋にもいろいろあるが、忘れていけないのは「スポーツの秋」。小学校で秋は1年で最も行事が集中する季節だが、中でも運動会は子どもにとっての一大行事。保護者にとってもわが子、わが孫の元気な姿、成長ぶりをみられる絶好の機会だ▼そんな運動会も近年はすっかり様変わり。忙しい秋を避け、熱中症のリスク回避などから初夏に行う学校や保育園も増え、園庭の狭い都市部の保育園では、詰め掛ける保護者による混乱を避けるために平日開催するところまで現れた▼なぜ「スポーツの秋」と言われるようになったのか。戦後日本の復興を世界に示す東京オリンピックが1964年に開かれ、開幕した10月10日を「体育の日」(現在は10月の第2月曜)として国民の祝日にしたことが最も大きな要因とされる。もちろん秋は運動するのに適した気候であることも要因なのだろう▼2020年。日本で2度目の夏季五輪が開催される。前回の東京五輪が日本のスポーツ界に与えた影響は計り知れないのだが、近年は本来の目的から離れて商業主義になっているとの感は否めない▼本来、いかなる差別をも伴うことなく友情、連帯、フェアプレー精神をもって相互理解し合うのが五輪精神だ。現代においては経済面を無視することはできないが、選手たちが純粋に競技に取り組める環境を整えることを第一に考えたい。

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