薬は残さず安全服用 県薬剤師会がバッグ配布

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県薬剤師会が配布する「信州おくすりバッグ」

県薬剤師会は在宅医療での薬の飲み残し・飲み忘れ防止や薬の無駄をなくすことなどを目的に、「信州おくすりバッグ」を作製し、配布を始める。複数の病気を抱える人などが、処方された多種類の薬を服用できずに残してしまう「残薬」が問題となる中で、かかりつけ薬局に持参してもらって整理し、安全な服用をアドバイスする。重複投与による副作用の防止や医療費削減にも役立てる。

2017年度の国の地域医療介護総合確保基金を活用した「薬剤師を活用した在宅医療における飲み残し・飲み忘れ防止等に対する服薬管理研修等事業」により行う。10月から12月10日までの実施期間を設け、「薬と健康の週間」(10月17~23日)を使って重点的に活用をPRする。上伊那地方では上伊那薬剤師会が所属の薬局で配るほか、病院や診療所にも協力を求める。

上伊那薬剤師会では、先行して16年度事業で独自に「残薬バッグ」を作っており、2年目の配布となる。同会によると昨年度の利用者は48人で、128剤の薬(18万9541円相当)を整理。1人当たりでは2・7剤(3949円相当)となった。

残薬がある家庭では、以前に処方された薬を、症状が同じだからと飲んでしまうケースもあるという。担当者は「処方箋は、その人のために、その人の病状によって処方した薬なので、そのときの症状にこそ効くということを知ってほしい。余分な薬を手元に置いておくこと自体が危険」と強調する。唐澤頼勝会長は「『おくすりバッグ』は薬局に持っていきやすくするために作ったもので、バッグを使わなくてもいいので、残薬があれば気軽に相談してほしい」と話している。

問い合わせはかかりつけ薬局または会営いな薬局(電話0265・74・8989)へ。

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