93歳の下嶋さん 刺しゅう制作に夢中

LINEで送る
Pocket

作品展に向けて刺しゅうを制作する下嶋さん

伊那市西春近のかんてんぱぱホールで22日から、上伊那地方の刺しゅう愛好家グループによる作品展「世界の刺繍(ししゅう)展」が始まる。30人以上にのぼる出展者の最高齢は93歳の下嶋みねさん=駒ケ根市=。糸と針を使っての細かな作業は負担も大きいが、「後から疲れはくるけれど、やってるときは夢中」と笑い飛ばす。黙々と打ち込んで完成させた力作を披露する予定。26日まで。

刺しゅうを始めたのは約20年前。長年パッチワークを続ける中で、さらなるレベルアップを目指して手掛けるように。一定の間隔ごとに細い糸で縫い、布地に花模様や幾何学模様などを浮かび上がらせていく。「手持ち無沙汰になると、気付けば糸と針を手にしている」。今では生活の一部だという。

上伊那各地で刺しゅう教室を開く竹中理恵子さん(72)=宮田村=に師事し、月に1度、駒ケ根市内の教室に通う。仲間との交流が何よりの喜びで、「みんなと会って話をするのが楽しい。ずっと続けていきたいね」と顔をほころばせる。かくしゃくとした姿に「手付きはなめらかで、一生懸命。私たちも元気付けられる」と話す。

作品展には竹中さんの教室生らが出展し、タペストリーや小物など約150点を展示する予定だ。竹中さんは「世界各地の刺しゅうの技法を楽しめる。下嶋さんをはじめ80、90代の方たちの頑張りも見てほしい」と来場を呼び掛けている。

おすすめ情報

PAGE TOP