小津映画祭20回祝う 茅野で記念セレモニー

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映画祭20回記念セレモニーに花を添えたゲストたち。映画祭の継続と発展を願った=茅野市民館

茅野市で16日から開いている第20回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭は23日、第20回記念セレモニーをJR茅野駅前の茅野市民館で開いた。小津組プロデューサーで映画祭最高顧問の山内静夫さん(92)=神奈川県鎌倉市=に感謝状を贈ったほか、小津作品に出演した司葉子さんと岩下志麻さんがゲストトークを行い、会場を埋めた映画ファンと映画祭の節目を祝った。

セレモニーに先立ち、組織・実行委員長の柳平千代一市長は「映画祭を40年、50年と続けていく力をいただければ」とあいさつ。映画監督や俳優らゲストが登場し、小津監督が所属した松竹の大谷信義会長は「映画祭を末永く続けて後輩や映画ファンにつなげてほしい」と期待した。

続いて、柳平市長から山内さんに感謝状と国宝土偶「縄文のビーナス」のレプリカが手渡された。柳平市長は「誉れ高い映画祭に育て上げ、茅野市の文化事業発展に尽力された」と述べ、映画界との橋渡し役として長年尽力した山内さんの功績をたたえた。

ゲストトークで、山内さんは「映画と蓼科の縁が深いことを心に刻み、小津安二郎記念の映画祭であることを忘れないでほしい。映画祭はこれから大事。まちを挙げて応援してくださらないと映画祭は成功しない」と語り、市民の協力を呼び掛けた。

映画祭は1998年、蓼科を晩年の仕事場にした小津監督の業績を顕彰し、映像文化の発展と地域振興につなげる目的で始まった。高校生を含む市民ボランティア約100人が中心となり、松竹や小津家など関係者の協力を得て開いている。20回で計255本の映画を上映し、国内外の映画監督や俳優が参加。2003年の生誕100年には小津監督の山荘「無藝荘」が蓼科プール平に移築保存された。

23日は短編映画コンクールの表彰式で、清水俊平監督(32)=神奈川県鎌倉市=の「ホームラン」がグランプリを受賞。映画の上映、監督や俳優のロビートーク、映像撮影体験、撮影助手育成塾、飲食の振る舞いもあり、市民と映画関係者が和やかに交流を繰り広げた。最終日の24日は「バースデーカード」の橋本愛さんが来場する。

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