民謡「伊那節」を伝承 ふるさと芸能祭

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伊那節コンクールで練習の成果を披露する出演者たち

伊那谷に伝わる民謡「伊那節」の伝承を目的にした「伊那節大会2017・ふるさと芸能祭」(同実行委員会主催)が24日、伊那市のいなっせで開かれた。歌唱力を競う伊那節コンクールには、上伊那地域を中心に県内の唄い手約30人が出場。郷土への愛着を込めて自慢ののどを披露した。審査の結果、伊那市長谷の岩崎厚子さん(69)が最優秀賞を受賞した。

出場者が1人ひとり登壇して独唱。三味線や尺八、太鼓などのはやしに合わせ、抑揚の付いた歌声を会場いっぱいに響かせた。

岩崎さんは伊那節歴約20年。「毎回トップクラスに入る実力派」(同実行委事務局)で、出場約5回目にして”初優勝”した。伊那市に移住する30年ほど前は兵庫県で全国各地の民謡をならっていて、伊那節もその一つ。「いったん覚えた節回しを、本場のものに直すのが大変だった」と振り返る。「伊那節は難しくて今も勉強中。これからも楽しみながら続けていきたい」と笑顔を浮かべた。

伊那節は、江戸時代に権兵衛峠を往来した馬子たちが口ずさんだ唄が基になっている。大会は、伊那節を後世に伝え後継者を育てようと、実行委員会や市などが2年に1度開催。伊那市内外の伝統芸能を披露する「ふるさと芸能祭」も同時開催され、「ざんざ節」「木曽節」など約10演目が保存会などにより披露された。

コンクール上位入賞者は次の皆さん(優秀賞以上)。

▽最優秀賞=岩崎厚子 ▽優秀賞=渡辺智子、三沢一代、市川浅子、蟹沢広美、大槻美保、田代幸子、細萱博、清水江美子、伊藤五月、遊佐愛実、中山洋介

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