伊那西小「小規模特認校」に 児童数確保へ

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伊那市教育委員会は26日、児童数の減少が見込まれる伊那西小学校を、来年度から市内全域から通える「小規模特認校」にする考えを市議会全員協議会に示した。28日の定例教育委員会で要領を改正し、10月1日から11月末まで通学区域外の児童を募集する。特認校は新山小に続き市内2校目。自然豊かな環境を生かした教育を実践しながら、児童数の維持確保を図っていく。

09年度から特認校となった新山小では当初2人が通学区域外から通っていたが、現在では11人にまで増加。35人前後の全体の児童数維持に貢献するだけでなく、学校活動の継続化により、地域活性化にも効果は波及している。

一方で伊那西小の児童数は近年60~70人台で推移しており今年度も63人。しかし、来年度は50人にまで落ち込み、2023年度には36人にまで減る見込みで、新山小の成功事例を基にして新たに認定校に加えることになった。

来年度からも、ますみケ丘平地林に面した西部山麓の豊かな環境や少人数を生かした教育を継続して実践していく考え。動植物の観察や博物館との連携による体験学習など特色を持たせていく。

二木栄次校長は「これだけの環境と今までの教育活動の実績があり、自然科学を学べる学校として進めていく。小規模特認校になるのは児童数の減少も一つにはあるが、この学校の良さを志ある子どもたちに学んでもらいたいという思いが強い」と期待する。

県教委によると、県内の小規模特認校は新山小と辰野町の川島小のほか、大町市の3校の計5校のみ。市内全域から児童、生徒を集めることで課題もあるが、中山間地の学校運営の一つの選択肢として検討もされているという。

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