「清陵・二葉混声合唱」同窓会 カノラに寄付

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佐藤館長(左)に目録を手渡す「諏訪清陵・諏訪二葉混声合唱」同窓会関係者

戦後間もない1947年12月に発足し、53年度まで7年間活動した「諏訪清陵・諏訪二葉混声合唱」の参加生徒でつくる同窓会が27日、岡谷市のカノラホールに5万円を寄付した。今年で会員が全員80歳を超えることから、6月に開いた同窓会で全体での活動に終止符を打ち、運営費繰越金を地元の音楽関係団体に贈ることを決めていた。同ホールで佐藤典夫館長に目録を手渡した同窓会幹事代表の小川勝嗣さん(79)は、「かつて70年も前にユニークな合唱活動があった痕跡を地元のしかるべきところに残しておきたい」と思いを込めた。

諏訪清陵・諏訪二葉混声合唱団の発足時は、両校とも旧制諏訪中、諏訪高等女学校の最後の年。翌年から新制高校となっても混声合唱団活動は引き継がれたが、1953年の全日本学生音楽コンクール東日本大会出場を最後に、さまざまな事情から両校の混声合唱を解消した。実質的に活動した6年間に県合唱コンクールでは4回優勝し、うち2回は東日本大会に出場している。6年間に参加した両校の生徒は延べ243人に上る。

合唱団設立メンバーらの呼び掛けで、6年間の足跡を記録した会誌「青春の日の歌声」を97年に発行したことを契機に、同窓会が発足。ほぼ隔年で諏訪市内に集まり、みんなで合唱を楽しみ懇親を続けてきた。同窓会全体としては最後と決めた6月の集まりでは、会員で作曲家の竹内邦光さん=埼玉県志木市=が、島木赤彦の詩を二部合唱に編曲した「光」や、愛唱歌の「美しく青きドナウ」を合唱した。

カノラホールには同窓会幹事を代表して千葉県八千代市在住の小川さんのほか、地元から小平廉さん(81)=諏訪市湖南=と佐藤諏訪夫さん(80)=岡谷市天竜町=の3人が来所。寄付金を受け取った佐藤館長は、「皆さんの後輩やホール利用者に使ってもらえるような備品として形に残したい」と感謝した。小川さんらは「同窓会全体の活動は終止符を打ったが、同窓会そのものがなくなるわけではないので、機会があれば顔を合わせることもあるでしょう」と話していた。

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