2017年10月01日付

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デンマークと聞いてどのようなことを思い浮かべるだろうか。あまり印象がないのが正直なところだが、組み立てブロック玩具の「レゴ」が生まれた国だと知り、少し親しみがわいた▼外務省のホームページによると、面積は約4・3平方キロ(自治領のフェロー諸島とグリーンランドを除く)で九州とほぼ同じ大きさ。人口は約570万人。日本と比べても小さい印象を受けるが、経済協力開発機構(OECD)が9月に公表した2014年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める教育機関への公的支出の割合は6・3%で最も高かった▼一方、日本の割合は3・2%でデンマークの約半分。OECD平均の4・4%を下回り、比較可能な34カ国中で最低だった。教育支出の家計負担の重さを示す形となっており、家庭の経済状況による教育格差の一因という指摘もある▼衆院が解散され、総選挙が行われることになった。「大義がない」との批判がある中で与党側は突如、消費税増税の増収分を幼児・高等教育の無償化に充てると言い出した。教育の充実は誰もが望むことだろう。それだけに増税のための人質を取るようなやり方には違和感を感じる▼昨年7月の参院選に続き、18歳選挙権となって2回目の国政選挙でもある。教育の充実はやがて結婚、出産するであろう若者にとっても重要な課題である。しっかり政策を見極め、一票を投じてほしい。

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