皇居の新嘗祭に献上 辰野産アワ刈り取り

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皇居で行われる新嘗祭に献上するアワの刈り取り作業に取り組む関係者=辰野町

辰野町で生産された穀物の一つ「アワ」が今年11月23日に皇居で行われる新嘗祭に献上される。9月30日には、ほ場のある同町北大出などで刈り取りや天日干しをする作業が行われた。

新嘗祭は、天皇が五穀の新穀を全ての神々を表す天神地祇に勧め、自らも食してその年の収穫に感謝する収穫祭に当たる。宮中祭祀の一つで毎年11月23日に執り行われる。

長野県の献上する穀物「献穀」は米とアワと決められているが、アワの献上者が見つからない中で、地元産食材で地域おこしを目指す辰野町に対し県から今年3月初め、打診があったため、「今後のイメージアップにつながる」と呼び掛けに応じた。

栽培は、町が食分野のブランド化と6次産業化を目指す官民連携組織「食の革命プロジェクト運営協議会」(福島英雄会長)内に設置されている「雑穀の里プロジェクト専門部会」(山口哲志部会長)が担当。今年6月に、町内5カ所の計約10アールのほ場に種をまき、同部会員6人が管理。30日には刈り取りや天日干しのためのはぞかけ作業に取り組んだ。

山口部会長によると献穀するアワは、県産(上村由来)の「あわ信濃2号」で献穀される量は900グラム(5合)。天候による倒伏もなく「順調に生育している」という。

今後は、10月7~9日に脱穀などを行い、同23日に皇居に献上、11月23日の新嘗祭には桐の箱に入れられ献穀として供えられる。

山口部会長は「県を代表しての献穀でもあり重みを感じる。脱穀など今後の作業にも気を使いきれいなアワに仕上げたい」と話していた。

同部会では、新嘗祭に合わせ町内飲食店などの料理にアワを使ってもらう「アワウイーク」を11月23~30日に予定しているほか、アワの料理教室などを開いて「辰野町のアワ(雑穀)」をアピールしていく。

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