武井武雄の人柄や仕事 登坂秀樹さんが紹介

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武井武雄の作品を紹介し、仕事ぶりについて話す登坂秀樹さん

岡谷市のイルフ童画館で9月30日、開催中の収蔵作品展「キンダーブック創刊90周年記念 武井武雄とキンダーブックのあゆみ展」にちなんだトークイベントがあった。子ども向け絵雑誌キンダーブックの元編集長、登坂秀樹さん(75)=川崎市=が「武井を知る最後の編集者」と題して、武井の人柄や仕事ぶりについて語った。

登坂さんは1965年に絵雑誌発行元のフレーベル館に入社。編集顧問を務めていた武井から10年以上にわたってじかに指導を受けた。武井への第一印象は「怖いじいさんだと思った」と明かす一方で、「無口で一見愛想が悪いが人間好き」と、人となりや魅力について話した。

武井が寄稿した絵雑誌を広げながら、作品を提供してピンチを救ってくれたエピソードを交えて紹介。世界の童話を独特の感性で描いた作品「どりとるせんせい」では、特別な紙とインクを使った秘話に触れた。

一緒に取り組んだ編集の仕事については、印刷前の校正で、刷った絵の色を「ルーペで10分近く眺め、的確に指示を出した。本を作るのが大好きな人だった」と妥協を許さない姿勢などを挙げた。

収蔵作品展は30日まで。

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