二葉高創立110周年記念事業 初の10年誌

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納入された創立110周記念誌と別冊を手に完成を喜ぶ編集委員ら

諏訪二葉高校(諏訪市)の創立110周年記念事業実行委員会は2日、100周年翌年の2008年から今年までの10年間の歩みをまとめた記念誌「伸びゆかむ」を刊行した。社会で活躍する20代の同窓生7人のコラムや写真アーカイブス、85年分の講演会資料なども掲載。また、別冊として今年100回忌に当たる岩垂今朝吉初代校長の研究小冊子も併せて作り、読み応えある記念誌が出来上がった。

今年は上諏訪町立でスタートした同校が県立に移管して100周年でもあり、初めての10年誌を編んだ。「200年誌」を見据え、準備のための最初の10年の記録集とした思いもあるという。 

内容は、通史や学校生活、PTAや同窓会活動など全7章で構成する。各章の扉ページなどのコラム「二葉を彩るひと」は、この10年間に巣立った若い卒業生と在籍した教諭の10人が登場。資料編の「同窓会総会・三者講演会講師一覧」では1933年から現在までの講師と演題を掲載した。講師には著名作家らの名が連なり、「そうそうたる講師を呼び、演題から当時の時代背景がわかり、二葉の見識がわかる」と、通年誌としても役割も果たす。

編集委員は同校100周年時の一ノ澤澄夫元校長(69)=富士見町富士見=を委員長に、同窓生8人。昨年7月から取り組み始め、東京の大手出版社勤務の委員のアドバイスもあり、10か月ほどで入稿。表紙は彫刻家で諏訪高女教諭だった清水多嘉示作の「すこやか像」で、裏表紙は玄関のステンドグラスで飾る。

A4判96ページ。一ノ澤委員長は「編集会議を少なくして効率良く取り組めて、満足がいくすばらしい10年誌ができた」。

別冊「岩垂今朝吉先生を偲ぶ」は同校客員の平島佐一さん(85)=諏訪市元町=の労作。平島さんは100年誌でも岩垂を紹介したが、多面的に取り上げようと、自ら踏査した10年来の研究の成果をA4判の15ページにまとめた。「手書きでも学校に残さねばとの思いだった。形になりうれしい」と感慨深い様子だった。

ともに600部作り、14日に岡谷市カノラホールで行う記念式典で学校関係者に配布する。実行委員長の竹花光子同窓会長は「少数精鋭で完成して喜ばしい。記念式典に向け弾みがついた」と話していた。

記念誌と別冊は非売品。諏訪地方の図書館などに配布する。

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