諏訪湖ワカサギ漁 今季、自主抑制を緩和

LINEで送る
Pocket

県や諏訪湖周3自治体、諏訪湖漁業協同組合、諏訪湖釣舟組合などでつくる諏訪湖のワカサギ連絡会議は3日、諏訪市の県諏訪合同庁舎で開き、来春の採卵資源を残すため、今季もワカサギ釣りと投網漁で「自主抑制」を実施することで合意した。調査や試験捕りの結果などによると、資源量(数)は2015年並みに回復。昨年のワカサギ大量死で漁、釣りともに厳しい制限を設けた昨季を考慮し、3季ぶりに実施時期を12月からに戻すなど釣りの制限も大幅に緩和した。

抑制内容は、諏訪湖漁協が実施期間を12月から5月までとし、釣り時間は午前7時から午後3時30分まで、釣り量は1人1日上限1000尾までと提案した。投網漁は週3日、1日3時間までとする現状の制限を引き続き継続し、1月以降の漁の禁止については今後検討するとした。会議で武居薫組合長は「昨季のような厳しい制限を2年続けてお願いすることは良くない。ただ、諏訪湖のワカサギを守るためにも採卵は必要」と話した。漁協側の提案は同意された。

県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)の報告によると、9月19日に実施した魚群探知機を使った資源調査で、資源量を約3400万尾と推定し、「13年、15年並みからやや少なめ」とした。体長は平均6・4センチで「特大」だった昨季と同程度だが、成長は鈍化しつつあるとした。15年シーズンのワカサギの採卵量は25億粒以上だった。

閉会後の取材に釣舟組合の中澤滋組合長は「漁協側には、こちらの現状を予想以上に理解してもらえたと感じる。ワカサギの大量死や昨季の厳しい制限の影響はまだまだ大きいが、少しでも多くの釣り客が諏訪湖に戻ってきてくれるように頑張りたい」と胸をなでおろしていた。

ただ、昨年の大量死の影響でワカサギ以外の魚類が少ない状態が続いており、今後、魚食性鳥類や外来魚の食害がワカサギに集中する懸念もある。同漁協は対策に関係機関の理解と協力を求めている。

おすすめ情報

PAGE TOP