がん検診強化へ北棟竣工 伊那中央病院

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北棟玄関でテープカットして完成を祝う関係者

伊那中央病院(伊那市)を運営する伊那中央行政組合(組合長・白鳥孝伊那市長)は5日、がん診療の強化などで昨年から整備を進めてきた同病院北棟の竣工式を現地で開いた。関係者ら約70人が出席。最新機器により放射線治療や検査を充実させるなど、高度な専門医療を担う新病棟の完成を祝った。

放射線治療装置「リニアック」は県内初導入の最新型に更新。がん病巣に高精度で集中的に照射でき、治療効果を高める。がんの早期発見につなげる放射線検査装置「PET―CT(ペット・シーティー)」は県下7番目で上伊那地方では初めて採用した。放射線の治療、検査部門は各装置の安全審査を経て北棟に移転し、来年4月の本格運用開始を目指す。

健診センターは11月からの稼働を予定。長期間の予約待ちとなっている人間ドックの利便性を高める。予約が1年間埋まっている状態の日帰りは従来の5倍の最大20人までの健診が可能となる。美容外科は形成外科から分離して、県内の公立病院では初めて独立した診療科として設置。訪問看護ステーションは職員を増員して、良質な在宅療養の提供につなげる。

竣工式で白鳥組合長は「今後も上伊那医療圏の基幹病院として、地域の医療、介護各機関と協力し、医療体制の充実に努める」とあいさつ。川合博病院長は「早期のフル稼働を図り、地域から信頼される病院としてまい進したい」と語った。

北棟は鉄筋コンクリート造り2階建て延べ4346平方メートルで、免震構造。建築本体の事業費は約22億円。展望レストラン、講堂も入る。一般内覧会を病院祭が開かれる7日午後1時から行う。

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