小松原さん最高賞 信州版画展

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信州版画展で最高賞の協会賞を受賞した作品「縄文低湿地遺跡 編」と小松原さん

茅野市仲町の小松原しず江さん(74)が、第43回信州版画展(信州版画協会・県など主催)で最高賞の信州版画協会賞を初受賞した。受賞作は長年、題材とする「縄文」にちなんだ「縄文低湿地遺跡 編」。小松原さんは「前回、奨励賞をいただき、続けてはないと思っていたのでびっくりした。うれしい」と喜びを表している。展覧会は9日まで上田市立美術館(サントミューゼ)で開いている。

小松原さんは40歳ぐらいから趣味で版画を始め、市美術展で市長賞を受賞するなど活躍した。5年ほど前に大病を患い、団体登録を減らし、現在は同展と地元の茅野美術クラブで仲間と楽しみながらの版画カレンダー作りを主な活動としている。

受賞作品は、多量の地下水を含む低湿地遺跡から、分解されず残存したトチの実が、長い年月を経て発見されたことに興味を持って題材にした。地層全体を細かな編み模様で表し、その中を流れる地下水でクリやどんぐりが守られている様子を描いている。5枚の版木を用い、青や緑、茶色など5色で、濃淡を使い分けて仕上げた。

小松原さんは「身が引きまる思い。これを励みに無理せず楽しく、さらに研さんしていきたい」と話している。

同展には、会員と一般合わせて118点の応募があった。諏訪地方からは、中島節子さん=茅野市米沢=が奨励賞に選ばれている。

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