廃村の椚平28日御柱祭 本番へ伐採・木造り

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廃村の諏訪市湖南の椚平で御柱祭に向け木造りを行う南真志野の有志ら

1973(昭和48)年に廃村となった諏訪市湖南の椚平で7日、山神社御柱祭の伐採と木造りが行われた。本番を28日に控え、社の周りに建てる4本の御柱を山林から調達。曳行する最も大きい「一之御柱」にV字型をした「メドデコ」を取り付けた。

作業は廃村以降も父親(故人)と御柱祭を続けている椚平出身の矢ケ崎岩男さん(69)=同市湖南南真志野=と、「生まれ育った地の御柱祭を続けていきたい」という矢ケ崎さんの思いに賛同した南真志野の有志ら約40人が行った。

伐採は矢ケ崎さんの山林であり、カラマツ2本を倒して御柱用材を確保。メドデコは南真志野南沢地区の天神様御柱祭で使った4本を借り、長さ10メートルほどの一之御柱の前後に穴を開けて立てた。

28日は旧集落中央部から午前9時に曳行を開始する。県道諏訪・箕輪線を箕輪町側に向い、約300メートル先にある集落はずれの社に曳き着け、建て御柱となる。

矢ケ崎さんは「椚平出身者がだんだん高齢になっており、今回が最後の祭りになるかもしれない」とする。その上で「椚平出身者はぜひ参加してもらえれば」と話す。

この日は椚平出身の矢ケ崎伸夫さん(66)=箕輪町松島=と関憲一さん(69)=諏訪市湖南南真志野=も参加。2人は、28日は「出身者以外の多くの人たちが私たちの神社のためにお祭りをしてくれる」とし、「感謝のもてなしができれば」と話していた。

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