木落し支えた氏子 アンカー固定スムーズに

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木落し直前の御柱を固定する「アンカー」技術。練習の成果を生かし、混乱なく取り付ける=春宮四

木落し直前の御柱を固定する「アンカー」技術。練習の成果を生かし、混乱なく取り付ける=春宮四

岡谷市御柱祭典委員会は、木落しの直前で御柱を固定する作業をすべて氏子の力で行うため、作業マニュアルを作って今回の御柱祭に臨んだ。岡谷市が関係する5本の御柱のうち8日は春宮四(湊)と春宮三(川岸)が木落し。いずれもスムーズな作業で木落しの成功を支えた。

木落しでは御柱に取り付けた追い掛け綱を「アンカー」と呼ばれるステンレス製のポールにつないで柱を固定する。セレモニーや氏子の安全確認などを行った後、綱を斧で切断すると、御柱が一気に坂を下る。追い掛け綱をポールに絡ませて固定する作業はこれまで業者の協力を得て行ってきた。

市祭典委員会は2月に「木落坂作業マニュアル」を策定し、5本の御柱の担当地区に曳行長を通じて配布した。各地区ではマニュアルをベースに会議や実習を行い、アレンジを加えながら山出しに備えた。

最初の木落しとなった春宮四で、アンカー係責任者を務めた小坂学さん(48)=湊=は「時間が掛かってでも基本に忠実に行う」という意思統一を図り、臨んだ。木落し成功に「私たちがやってきたことに間違いがなかったことが証明された」と喜ぶ小坂さん。「今回を土台にさらに安全でスムーズなアンカーの作業になるといい」と話した。

春宮三の追掛綱責任者、林紀之さん(54)=川岸上=は「マニュアルのおかげで事前に作業の流れのイメージが共有できた。次に何をすれば良いかを追掛綱係の全員が理解していたのが大きかった」と振り返った。

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