巨木曳行氏子熱く 御柱祭下社山出しスタート

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元綱と梃子(てこ)の連携で巧みに御柱の角度や方向を調え、一気に難所の大曲を切り抜ける秋宮二之御柱

元綱と梃子(てこ)の連携で巧みに御柱の角度や方向を調え、一気に難所の大曲を切り抜ける秋宮二之御柱

諏訪大社御柱祭の下社山出しは8日、下諏訪町で開幕した。初日は3本の御柱が大平の棚木場(たなこば)から曳行(えいこう)を開始。いずれも注連掛(しめかけ)に曳き着けた。最大の見せ場の木落しは、御柱が氏子とともに豪快に急斜面を滑り下りた。その迫力は観客を魅了。歓声が一斉に沸きあがり、どよめきが起きた。

初日曳行されたのは曳き出し順に岡谷市湊の春宮四、同市川岸の春宮三、諏訪市上諏訪の秋宮二の御柱。木落しは最大斜度35度、長さ100メートルの木落し坂を下る。

予定より20分ほど早く午前6時40分過ぎに棚木場を出た春宮四は、予定時間とほぼ同じ午後1時前に木落し。頭を徐々に突き出した御柱が、白旗の合図とともに一気に坂下まで下ると、砥川河川敷の有料観覧席の観客は「すごい!」と歓喜。”瞬時のドラマ”を手放しで喜んでいた。

春宮三と、秋宮二の木落しも観客を魅了した。「あら よいてこしょ」の掛け声で坂に突き出る御柱に「出てきたぞ」「もう少しで落ちる」と期待。氏子と一緒に滑り下る巨木に、連写するカメラマンも目立った。

氏子は大勢参加し、曳行路からあふれんばかりとなった。木落しを目前にした萩倉集落内の曳行路脇には、地区や事業所などの休憩所がずらりと並び、飲み物や食べ物を用意して曳き子を歓迎。木やりやラッパも曳行に弾みを付けた。

山出しの曳行距離は約4.6キロ。東俣国有林で伐採された周囲3メートル前後の柱を10日まで合わせて8本曳く。

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