諏訪市美術館世界展の画家 都内で池口史子展

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近作38点を発表した池口史子さん(中)の個展。初日は各界から大勢の人が来場し開催を祝った=高島屋日本橋店

諏訪市美術館で展覧会「池口史子の世界展」を開き、諏訪と縁の深い洋画家・池口史子さんの個展「WANDERING SCENE」が、高島屋日本橋店6階美術画廊(東京都中央区日本橋)で開かれている。高島屋美術部創設110年記念の一環として開催。静ひつな気配を醸す風景と、五線譜の上を踊る音符のような花々など近作26点、併せて「月刊美術」誌上で連載した「夜明けのサウダージ」の原画12点も発表している。17日まで。

池口さんは東京芸術大学油画科、同大大学院修了。在学中から個展を開き立軌展、安井賞展などに出品。損保ジャパン東郷青児美術館大賞など受賞し、2012年に日本芸術院恩賜賞を受け、日本芸術院会員になった。

諏訪市美術館の展覧会は02年から10年間、中央画壇で活躍する10人の現代洋画家の作品を諏訪地域に紹介した夏の特別展で、池口さんは初年度に登場、同展シリーズの中心的役割を担った。

今展は取材場所をアメリカからヨーロッパへと移して描いた風景「赤い街」「崖の町」など150号の大作から、花をテーマにした「気高い薔薇」など。「歴史の古い町並みは造形も深く重い。重過ぎる世界をいかに軽量にするか、色の無い世界にいかに色を持たせるか」を追求している。

初日の11日に開かれたオープニングパーティーは各界から多くの人たちが出席。キッコーマン名誉会長の茂木友三郎さん、ノーベル化学賞を受賞した野依良治さん、洋画家の小杉小二郎さんらが祝辞を寄せた。池口さんは、作家で元経済企画庁長官の夫・堺屋太一さんと共に、近年の足跡を記す記念すべき展覧会が開催できたことに感謝した。

同展は今後高島屋の大阪店、京都店、ジェイアール名古屋タカシマヤ、横浜店で開く。

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