2017年10月15日付

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ここのところ新聞紙面で頻繁に目にする「詐欺の前兆事案」。危うく難を逃れたからこそ「前兆」で済むものの、詐欺事案になってしまったら家計への痛手と心の傷の二重の負い目を背負うことになる。幸いにも県内では認知件数も被害額も減少傾向にはあるが、身近に危険が潜んでいる状況に変わりはない▼改めてここでいう詐欺はオレオレや架空請求、融資保証金、還付金等の振り込め詐欺および、これ以外の金融商品等取引名目、ギャンブル必勝情報提供名目、異性との交際あっせん名目の詐欺事案を指す。これらを総称し特殊詐欺という▼警察庁による今年8月末までのまとめ(暫定値)では、被害額は248億円と前年同期比で17・5億円の減だったが、認知件数は1万1653件と同2850件の増。長野県内は同時期で、被害額1・7億円余り、認知件数147件でいずれも前年同期を下回った▼県内では身に覚えのない支払いを求められる架空請求の認知件数が最も多くオレオレ、還付金等が上位に位置する。最近目にする前兆事案もこれらが当てはまり、減少傾向とはいえ油断は禁物だ▼大切なのはお金の話が出たら怪しいと感じ相手が家族を名乗っても「金の話を電話で済まそうとするな」と一喝する強い気持ちだろうか。途絶えぬ前兆事案を、全て兆しまでで終わらせるためにははったりでもいい、毅然とした態度がより求められている。

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