生活習慣病予防セミナー 生稲さんがん闘病語る

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県と岡谷市は15日、信州生活習慣病予防セミナー2017をカノラホールで開いた。同日からの1週間を県がん対策推進条例で「がんと向き合う週間」と定めていることに合わせて開催。一昨年11月に女性誌で乳がんの闘病経験を公表した女優の生稲晃子さんが、「5度の手術と乳房再建1800日」と題して講演したほか、医師を講師に高血圧予防研修会もあった。

講演で生稲さんは、乳がんの発見から再発、乳房再建までの5年間の体験を語った。「定期的に検診を受けましょう」と友人の医師の勧めで、2011年1月に人間ドックを受診。マンモグラフィー検査では異常がなかったものの、超音波検査で異常が見つかった。

精密検査で大きさ8ミリのがんとわかり、部分切除(乳房温存手術)を受け、放射線治療とホルモン治療を開始。12年に1回目の再発と部分切除手術、13年に2回目の再発と部分切除を経て、同年末に右乳房全摘同時再建術を受けた。最初の手術後に放射線治療を受けていたため、再建するための皮膚の拡張に時間がかかり、15年10月にシリコンインプラント挿入の手術を受けた。

生稲さんは自身の体験を踏まえながら、「検診ではマンモグラフィーと超音波の両方を受けること」「がんは取ってからが本当の闘い」と指摘。全摘手術に踏み切ったのは「娘のために命を最優先しなければならないと思った」と振り返った。

その上で、「がんになって初めて、生きることが目標になった」「普通に生きることがいかに貴重なことかわかった」と強調。「自分の体験を話すことで誰かの役に立つことができるのではと考え、公表した」と話し、改めて早期発見、早期治療のために検診を受けることの大切さを訴えた。

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