2017年10月17日付

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伊那市の中心商店街で日曜日の午後に行われた和風小物市をのぞいてみた。テーマの一つが猫だったようで、置き物や手工芸品にも猫の姿がちらほら。猫好きの心をくすぐる癒やしのグッズの集客力は、なかなかのものだった▼静岡県函南町で先ごろ行われた「かんなみ猫おどり」には2万人が訪れたそうだ。本紙の「週刊こども日報」にそんな記事が載っていた。猫になりきって踊る祭りは民間伝承を基にしたまちおこしのイベントという。地域資源を掘り起し、誘客に結びつけた例として参考になる▼昨年、上伊那地域おもてなし向上プロジェクト実行委員会の部会が行ったツアーコンテストで、優秀作品の一つに選ばれた企画に「にゃんこツーリズム」があった。かつて養蚕が盛んだった伊那谷に点在する「猫神」を結ぶ「ゆっくり、ほっこり、まったり猫旅」の提案だった▼ツアープランでは猫神巡礼と養蚕文化の学習、買い物や食事、工房での体験を結び付けた。旅行会社に売り込んだところ、「ターゲットを絞り過ぎ。オプションツアーなら可能性あり」と返答があったらしい▼和風小物市に「猫つぐら」が出品されていた。製作した南信州米俵保存会の代表は「猫旅」を提案した酒井裕司さん。製品チラシでは猫と愛猫家のための特産品開発で地域おこしをする「猫の里プロジェクト」と共に、猫神巡礼も売り込んでいる。火がつけばおもしろい。

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