岡谷の2病院に増床計画 基準病床数不足

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諏訪地域の医療需要に応じた医療提供体制の構築を目指す第4回諏訪医療圏地域医療構想調整会議は16日夜、諏訪市の県諏訪合同庁舎で開いた。7月に諏訪市内の病院が廃止したことを受け、諏訪地方の基準病床数に対し、不足している46床分の整備方針を協議。増床の意向を示している諏訪湖畔病院(岡谷市長地小萩)と祐愛病院(同市南宮)の計画を承認した。

諏訪湖畔病院は稼働病床数を30床増やし、全体で140床とする計画で、増床分を治療の段階で分類した病床機能区分の回復期(回復期リハビリテーション病床)に割り当てる。さらに既存の地域包括ケア病床を12床減らして回復期リハに移し、計42病床とする。同病院は「リハビリテーションの機能を強化し、患者さんの在宅復帰、在宅ケアに力を入れていく」としている。増築工事などを経て2019年度からの稼働を目指すとしている。

祐愛病院は現在の49床が全て機能区分の慢性期病床となっている。計画では慢性期を15床増やし、64床にする。同病院によると、「入院や急性期を担う病院からの転院を望む患者さんが常時10人以上入院待ちの状態となっている」という。医学管理が必要な慢性期患者の受け入れ体制を整える。19年度内の稼働に向けて取り組んでいく。

3月にまとめられた地域医療構想では25年度の諏訪地方の病床数の必要量を1733床とし、高度急性期、急性期が充実している半面、回復期、慢性期の不足が見込まれるとした。構想策定後の増床計画は、調整会議で構想との整合性を検討する必要がある。

会議ではこのほか、年度内に策定する第7次県保健医療計画の検討状況や今後のスケジュールを確認。前会長の辞任に伴い、山田雄三岡谷市医師会長を新会長に選任した。

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