獣害対策や防災へ活用 長谷でドローンフェス

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ドローン・フェスで最新技術のデモンストレーションを行う関係者

小型無人機「ドローン」に関する技術開発や事業展開を目指して研究機関や企業が参加する「ドローン・フェス in INA Valley」(伊那市主催)が18日、同市長谷の美和湖公園で始まった。ドローンの最新技術紹介や空撮体験、鹿探知コンペディションなどを通じて、獣害対策や物流、防災への活用を探る。21日まで。

伊那市では国土交通省が買い物弱者対策などでドローン実証実験を行っており、市が積極的な活用に協力している。フェスは新たなドローン活用の可能性を探り、全国に発信しようと初めて開いた。

オープニングイベントの最新技術デモンストレーションには都内や県内から8社が参加。長時間の飛行や悪天候などドローンの“弱点”を克服する技術を紹介。有線による電力供給で7日間の連続飛行を可能にした工夫や、ガソリンエンジンを動力にした機体の姿勢制御技術などを発表した。

岡谷市のインダストリーネットワーク(大橋俊夫代表)は飛行機とヘリコプターの性能を合わせ持つ垂直離着陸機を披露した。ドローンには無い固定翼を持ち、2枚のプロペラで垂直に離陸したあと、機体を90度に倒し、飛行機のように高速飛行する。高速で移動することにより行動範囲が広がり、山岳森林地帯など広域での調査探索に適しているという。

見学した白鳥孝伊那市長は「最新技術によって可能性が広がる。獣害対策や買い物弱者対策など地域の課題解決にドローンを活用したい」と話した。

19、20日は、ドローンで森の中に隠されたニホンジカの剥製を探す「鹿検知コンペディション」を同市長谷の鹿嶺高原で実施。21日には同市高遠町のほりでいドームで子ども向けのドローン体験会(午前10時~)、高遠さくらホテルでシンポジウム「ドローンが切り拓く今後のビジネスの変化と展望」(午前10時~)を行う。

問い合わせは市企画政策課(電話0265・78・4111)へ。

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