料理や菓子に伊那の桜 山眞産業が業務用製品

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伊那市産の食用桜の花や葉を使った業務用製品。商品開発を呼び掛けている

花や葉の食品素材を製造販売する山眞産業(本社・名古屋市)が、伊那市産の食用桜のみを使った業務用5製品を初めて作り、食品卸売業の伊勢喜を通じて上下伊那や諏訪地方で試験販売を始めた。料理や和洋菓子に添える塩漬けのほか、春らしいパフェやドリンクのトッピングに向くデザート用ソースもあり、地域の飲食店や菓子店などに活用を呼び掛けている。

原料には伊那市高遠町・長谷の両地区で生産された八重桜「関山」の花びらや、山桜の一種である大島桜の葉を使用。製品ラベルには「信州伊那産」と入れている。

両地区では「桜の高遠」のイメージを生かして農産物としての桜を特産化し、遊休農地の解消にもつなげようと2012年から栽培を開始。JA上伊那によると、今年は延べ51人が花や葉を生産し、14人が花136キロ、葉240キロを出荷した。「木の成長につれて収量が上がり、まとまった量を集荷できるようになった」(東部支所)という。

山眞産業によると、桜製品はカクテルやアイスクリームにも使われるなど需要が高まる一方で、全国に2カ所ある食用桜の産地では農家の高齢化が進行。安定供給の面からも両地区での生産振興に大きな期待をかけている。

同支所営農経済課は「地域でこの製品を使った商品づくりを進めてもらい、地域の収入増や農業課題の解決につながれば」としている。製品の問い合わせは駒ケ根市の伊勢喜(電話0265・82・2101)へ。

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