2017年10月21日付

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日本人は記念日をつくるのが好きなようだ。1年365日、毎日のようにさまざまな記念日がやってくる。10月も「法の日」「統計の日」「電信電話記念日」などお堅い記念日がある一方、「新聞少年の日」「土の日」「イワシの日」など一風変わった記念日も存在する▼数ある記念日の中、きょう21日は「あかりの日」だそうだ。かの発明王・エジソンが1879年に日本の竹の繊維を炭素化した白熱電球を完成させた日にちなみ、日本の電気協会などが「あかりのありがたさを忘れないように」として1981年に制定したという▼人類が文明を手にした古来から、明かりは人々の生活を照らし続けてきた。さまざまな照明器具が開発され、宇宙から撮影された現代の夜の地球は驚くほどにまぶしく輝いて見える。照明のない時代は、明かりにあふれる現代からは想像もできない暗闇があったのだろう▼人は知らず知らずのうちに光の影響を受けて生活しているという。照明が発明される前、人類は太陽や月明かり、火の灯りに頼った生活を送っていた。太陽が出ている日中は狩りや農耕などで活動し、夜は焚き火を囲んで眠る生活が何万年と続いてきた▼光にあふれた今でも、わたしたちは暗い部屋にともるろうそくの炎や揺らめく暖炉の炎を見ると心が癒やされ、眠りに誘われるのは、何万年も続いたこうした営みが本能として刻まれているからなのだろう。

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