2017年10月22日付

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県の担当者と有識者が出席し、県内の環境保全を巡る課題などについて話し合う会議があった。意識調査の結果を基にした現状分析の一つで、30代以下の若い世代は、40代以上に比べて環境に対する関心が低いのでは、と指摘された▼「環境のためになることを実行している」と答えた割合が、40代以上が6割以上なのに対して、30代、20代では4割前後にとどまった。会議で話題になったのは、この結果から、「若い世代で環境への関心の低下がみられる」としていいかどうか、という点だ▼普段から学生と接している大学教授が、「その可能性もあるけれど」と前置きし、「調査結果を額面通りに受け取っていいのか」と、疑問を投げ掛けた。環境について学校で学んでいる世代。上の世代が生活の中で感じるようには、特別なことだと思っていないかも、と指摘▼上の世代は、高度成長期やバブル時代を経験して「環境」を考える。それに比べ若い人は、自然の大切さを考え、リサイクルの決まりを守ることなど、当たり前になっている。家庭でも、子どもたちは電気の使い方やごみ出しなど、目を光らせている場面が多いのでは、とも▼「環境に配慮した生活」という問題提起自体、世代間で捉え方が違うかもしれない。違いがあるなら、若い世代の関心事を明らかにし、今後の「環境」へのアプローチに、積極的に取り入れる必要があるということだ。

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