理解を得ながら前へ 長野5区の宮下氏

LINEで送る
Pocket

5期目の抱負を語る宮下氏

衆院選長野5区で5選を果たした自民党前職の宮下一郎氏(59)は当選から一夜明けた23日朝、伊那市の事務所で取材に応じた。今回は選挙区内22市町村のうち21市町村で最多票を獲得したが、得票率は3年前の前回選を下回って50%台を割り込んだ。現政権の政治手法などへの批判が影響したと自己分析し「謙虚に受け止め、改めるべきは改める。反省すべきは反省して、理解を得ながら前に進める政治を目指す」と話した。

得票率は前回選を4・79ポイント下回る49・87%。得票数は9万1542票で453票上積みしたが、陣営が目標にした10万票には届かなかった。

「(今回の選挙を戦った曽我逸郎氏、中嶋康介氏の)2人は今の政治体制や手法を批判し、それだけの支持を得たのは有権者の中にそういう思いもあることを改めて感じた。現政権は不支持が支持を上回っており、そういった状況が票にも反映したのでは」と感想を述べた。

その上で「正しいことであれば分かってくれるという甘さがあった。森友・加計問題も丁寧に説明すれば、理解いただけると実感している。批判があるようなことについて、丁寧にしっかりと説明する努力が足りなかった。今後も説明責任を果たすことが重要」と続けた。

5期目に向けては「伊那谷から日本を元気にしたい」と、地域の産業構造改革、東京一極集中の是正、観光推進などを列挙。三遠南信道の整備については「しっかりとリニア開通までに完成させる方向でがんばる」とした。

憲法改正については「納得いただく丁寧なプロセスが必要。国民投票があるので発議して終わりではない。地道な活動がより必要」と説明。「イメージで○か×かみたいな話では憲法議論は進まない。憲法を改正すると平和が破壊されるような決め付け、レッテルでは議論が深まらない」と強調した。

前夜は戦友でもある夫人と互いに労をねぎらい、午前1時に就寝。23日朝は6時に起床して、サラダと自宅の近所で購入したカレーパンで食事した。同日夕には上京。24、25日は国会見学に訪れる地元上下伊那の子どもたちを出迎える。休日には、趣味の写真撮影で伊那谷各地の紅葉を巡りたいと、笑顔で語った。

おすすめ情報

PAGE TOP