2017年10月25日付

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思っていたよりも数字が高かったという印象だ。衆院選の投票率。長野4区は前回選を4・84ポイント上回る62・54%、同5区は5・25ポイント増の65・11%(いずれも小選挙区)。戦後最低を記録した前回選より下がらずに済んだ▼投票日当日の悪天候予報などで選挙管理委員会や各派の関係者からは「投票率が下がるのでは」と心配する声があった。選挙戦を取材した感触でも有権者の関心が高まっているとはあまり感じられなかった。好調だった期日前投票が投票率を押し上げた▼特に投票日前日は混雑した。ある自治体の選管事務局の担当者は、ニュースで「台風が来る前に投票を」と何度も伝えられたことが投票率が上がった理由ではと推測する。とは言っても戦後最低の前回選を少し上回ったにすぎないが▼選挙権が18歳以上に引き下げられて初の衆院選だった。小紙の記事では「政治に興味がわかない。受験の時期に選挙に行ってられない」と言った友人がいるという高校生の声が紹介された。選挙戦は消費税増税や憲法改正など将来に関わるテーマが議論された。若者に政治を身近にする工夫が必要▼今回は解散が唐突で新党が二つも誕生した。諏訪地域では、候補者の考え方を聞こうと有志が討論会を企画しようとしたが実現はしなかった。公示前に政策を理解してもらう取り組みがもっと増えると若者の関心を高め、投票率アップにもつながるだろう。

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