8本の感動 里へ 諏訪大社下社山出し閉幕

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多くの氏子の視線を集める中、坂を下り始める春宮二之御柱。振り落とされまいと、乗り手の男たちが必死にしがみつく

多くの氏子の視線を集める中、坂を下り始める春宮二之御柱。振り落とされまいと、乗り手の男たちが必死にしがみつく

諏訪大社御柱祭の下社山出しは最終日の10日、残る御柱の曳行と木落しを下諏訪町内で行った。3本の御柱とも豪快に急坂を下り、見物に詰め掛けた氏子や観光客からは大きなどよめきや拍手が湧き起こった。夜には注連掛に、前日までに曳き着けた分を含めた8本の御柱がそろい、山出しの終幕を告げた。

最初に木落しをしたのは、岡谷市長地が担当した春宮二。いったん止まりながらも一気に落ちた。地元下諏訪町第四、五、六、八、十区が曳く秋宮三も坂を下り、同町第一、二、三、七、九区の担当で、下社側で最も太い秋宮一も坂頂上にせり出してセレモニーをした後、しんがりらしく豪快に木落しした。

坂を下った御柱の周囲では男たちが集まって声を掛け合ったり、万歳をして、難所越えを喜び合った。前日に続いて、最終日も全体の日程に遅れが出て、秋宮一は夜にかけての曳行となった。

諏訪大社御柱祭は5月3~5日、再び上社側に舞台を移して、曳行に催し物が彩りを添える里曳きが行われる。同月14~16日には下社の里曳きがあり、フィナーレを飾る。

諏訪地方観光連盟の御柱祭観光情報センターは、諏訪大社御柱祭の下社山出しの人出をまとめた。8~10日の3日間を合わせた人出は、46万8000人。前回(2010年)の53万6000人と比べ、13%減った。

内訳は氏子6万9000人、観衆39万9000人。観衆は19%減る一方、氏子が50%増えた。木落し観覧席を全席前売り有料化し、チケットを持っていないと見物ができないことや曳行路への氏子以外の立ち入りを制限したことなどで、観光客の人出が抑制でき、反対に多くの氏子が参加できた、とみている。

日別に見ると、最も人出が多かったのは中日の9日の21万1000人(前回比10%減)。最終日の10日が18万1000人(20%減)で、初日の8日は前回と同じ7万6000人だった。同センターは「交通規制をはじめとした混雑対策によって大きな混乱はなかった」としている。

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