精神疾患の治療はあせらずに 松本ハウス講演

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自らの統合失調症について語る加賀谷さん(左)と松本さん

精神保健への理解を深め、精神障がい者が安心して暮らせる地域づくりを目指す「やつがね交流会」は25日、下諏訪町の下諏訪総合文化センターで開いた。県や諏訪6市町村、関係団体でつくる実行委員会の主催。当事者や家族、一般住民ら約200人が訪れ、お笑いコンビの松本ハウスによる「相方は統合失調症」と題した話を聴いた。

松本ハウスはハウス加賀谷さん、松本キックさんの2人で1991年に結成したコンビ。加賀谷さんの統合失調症の悪化によって10年間活動を休止したが、病状の回復に伴って活動を再開。テレビなどで活躍している。

講演は2人が掛け合いをしながら進め、加賀谷さんの発症や回復の道のり、芸人に復帰後の生活について経過をたどって紹介した。復帰後の舞台は「最初はできないことが多かったが、元に戻るのでなく、新しい自分を見つけるという価値観を持つことで、できることが増えてきた」と振り返り、「失敗を重ねる中で小さな成功や新たな発見があり、その積み重ねが本人の自信につながった」と説明。「精神疾患の治療には長い時間がかかるが、あせらず、あきらめずという気持ちが大切」と本人や周囲の心構えを説いた。

同交流会では講演のほか、精神障がいに関わる事業所や団体による活動発表、自主製品の販売もあった。

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