2017年10月28日付

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最近、高速道路上で痛ましい事故が多発している。どれも、ちょっと小耳に挟んだだけでは、理解できず耳を疑ってしまう。これまでは「こんなことがあるはずがない」という内容ばかりだ▼神奈川県の東名高速大井松田インターチェンジ付近で6月、車を故意に停止させ、後続のワゴン車に乗っていた静岡市の夫婦が死亡する事故を誘発させたとして、神奈川県警が福岡県中間市の男を逮捕した。男はサービスエリアで、この夫婦に車の駐車方法を注意されたことに逆上。ワゴン車を追跡して「あおり運転」を繰り返した揚げ句に、追い越し車線上で停止させたという▼時速80キロ以上で車が行き交う高速道路の追い越し車線で車を停止させれば、どんな重大事故を誘発させることになるのか。火を見るより明らかである。にもかかわらず、なぜここまでの行為に及んだのか。今後の取り調べで原因解明を進めてほしい▼岡山県では走行中、落ちていたタイヤに車が乗り上げて停止し、路肩に避難していたところ後続車にはねられ親子2人が死亡する事故もあった。突然、目の前に大きな落下物が現れても誰も避けられない▼2件は、通常では考えられない事故である。『「ム」ちゃするな「ジ」カンにゆとり「コ」コロのよゆう』。今年度の交通安全年間スローガンの優秀作品だ。一人ひとりがこのスローガンを胸に刻めば、悲惨な事故が減少すると信じたい。

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