中アジオパーク認定申請 「来春は厳しい」

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上伊那地域の8市町村などで取り組む中央アルプスの「日本ジオパーク化」について、中アジオパーク構想推進協議会長を務める杉本幸治駒ケ根市長は27日の定例会見で「認定のハードルが高くなっている。いま少しじっくり取り組んでいかなければならない」と述べ、当初来年3月を目指していた日本ジオパーク委員会への申請は「厳しくなった」との認識を示した。

ジオパークは科学的に貴重な地形や地質を生かした大地の公園。上伊那地域では千畳敷カールの氷河地形や高山植物群、天竜川西岸に広がる田切地形など学術的に貴重な資源を持つ中ア一帯の認定を目指している。

ジオパーク構想の実現に向け、協議会ではこれまでジオサイト(見どころ)の具体化や、それらをつなぐジオストーリーの構築といった準備を進めてきたが、事務局の市観光推進課によると、認定基準は近年厳格化。「ジオサイトの定義付けや実績、地元の盛り上がりなどがさらに重要視されるようになった」という。今年度日本ジオパークに申請した4地域はいずれも審査・認定の見送り、または留保となっている。

杉本市長は「まだまだ市民に十分浸透するところまでいっていない」と現状を分析し、ジオサイトの選定については「8市町村が同じレベルでいかなければならない」と課題を指摘。事務局では認定基準に見合うジオストーリーの構築など必要な準備を進め、できるだけ早い時期での申請を目指す。

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