沿道の声援が力に 諏訪湖マラソン

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雨の中、ヨットハーバー付近を力走するランナー

本降りの雨の中、秋の湖畔を市民ランナー約6000人が駆け抜けた。29日に開かれた第29回諏訪湖マラソン大会。ランナーにとっては雨や寒さ、足元の水たまりと厳しいコンディションになった。力走する人たちに力を与えたのが沿道の声援。ランナーからは「声援が力になった」「大変だったけど、思い出になった」との声が聞かれた。

主会場の諏訪湖ヨットハーバーは朝から雨。諏訪信用金庫の河西瞳美さん(29)=岡谷市=は「雨の中のマラソンは初めてなので不安。完走を目指します」と決意。出走前にランナーをケアする理学療法士の金井大地さん(28)=茅野市=は「低体温症が一番怖い。無理なく走ってほしい」と願った。

直接雨が当たらないよう体を覆うポンチョを着たり、帽子をかぶったりと、雨対策をしてスタート地点へ。午前10時、雨が一段と強くなる中、号砲で出発した。

懸命に足を運ぶランナーに沿道から多くの人が声援を送った。両親が参加した宮田村の壬生さくらさん(11)、こころさん(8)は上川大橋付近で「頑張ってー」と応援。母の陽子さんは気付き、手を振り返した。さくらさんは「みんな雨の中で走っていてすごいなと思う」。

飯田市の佐藤誠一さん(34)も声援に励まされた一人。「体が動かなかったが、必死で走った。思ったより沿道に人が出ていて声援に後押しされた」と話した。

レース後半はやや小降りに。1時間48分で走った南箕輪村の倉田圭一郎さん(38)は悪天候を克服し、自己記録を更新した。「風がなかったのが良かった」。初めて2時間を切り、表情を緩めた。

4、5年ぶりに出場した奥野友美さん(38)=神奈川県=は「雨の中だったが逆に楽しかった。思い出になります」とにこやか。諏訪市出身の段塚香織さん(45)=東京都=は「所々で紅葉も見られた。全体的に楽しかった」と笑顔で振り返った。

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