秋宮一「ハナ乗り」丸山さん 「やっと夢かなった」

LINEで送る
Pocket

男たちを振り落としながら、坂を下り始めた秋宮一。柱にしがみく丸山さんら

男たちを振り落としながら、坂を下り始めた秋宮一。柱にしがみく丸山さんら

自分たちが楽しめる祭りにしたい―。豪快に駆け下った秋宮一が坂の下で止まると、柿色や赤色のシャツに鉢巻姿の5人が柱の上に立ち、気勢を上げた。氏子の興奮に包まれる柱周辺。「ハナ乗り」を務めた建築内装業の丸山和夫さん(53)=下諏訪町南四王=は「やっと夢がかなった」と語り、仲間と喜びをかみ締めた。

丸山さんにとって、8番手だった前回に続いて2度目の木落し。「お前、便所行かなんでいいけえ」。坂の上で、柱に乗った後ろの仲間に冗談が言えるほど、不思議と緊張はなかった。坂を下り始めたところで柱が回転して振り落とされたが、右手を伸ばして柱に巻いた綱をつかみ、元綱と一緒に坂を滑り下りた。

「本当にみんなに感謝したい。みんなに支えられて今がある。『やったぜ、ありがとう』と言いたい。自分たちが楽しめないとお祭りじゃない。今回は本当にみんなが楽しんでくれている」。再開した秋宮一の曳行に打ち込む仲間の姿に目を細めた。

今回は、柱に乗る5人の名前が紹介された後、木落しが行われた。秋宮一の山出し総曳行長の金丸芳久さん(67)=同町曙町=は「みんなにけががなかったことが本当にありがたい。『よかったぜ』と声を掛けたい。今回は警察をはじめいろんな機関の方々にご協力を得たが、自分たちで作り上げる木落しになっていってほしい。地域の一体感を感じる山出しになれば」と期待を寄せた。

おすすめ情報

PAGE TOP