伊那市長選まで半年 現職の動向焦点

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任期満了に伴う伊那市長選まで半年を切り、4月22日投開票と日程も決まった。現職で2期目の白鳥孝氏(62)はこれまでに態度を明らかにしておらず、2日の本紙取材に対しても「まだ何も決まっていない」とした。当面はその動向が焦点となるが、ほかに候補擁立を探る動きもあり、今後の展開が注目される。

4月の定例記者会見で「予定した公約はほぼ順調。残り1年で完成させる」と自己評価した白鳥氏。企業誘致や道路などの社会資本整備が進展し、行財政改革などで財政健全化も進んだと強調した。

昨年度は「ふるさと納税」で全国2位の寄付金額を集めて注目も浴び、小型無人機ドローンや自動車の自動運転をはじめ新産業技術に着手するなど、新たな取り組みにも意欲を見せている。

前回4年前は12月の市議会定例会一般質問で出馬を表明。白鳥氏後援会の城取茂美会長は「出馬してほしいという声はあるが、まだ正式に話はしていない。本人の腹積もりも分からない」としながらも「3期目を目指さない理由はない。本人は慎重な性格なので、いろいろな状況を熟慮して決断すると思う」と語る。

一方で過去の市長選に候補者を擁立してきた市民グループ「のぞみの会」の小林史麿代表は「白鳥市長は独善的で、議会も市長に対してものが言えない。市民を見下すような態度だ」と批判する。

その上で「選挙をしないことは民主主義の否定にもなり、さらなる独裁を招くことになる」と言及。市長の政治姿勢をただすためにも対抗馬を擁立すべきとし、人選を進める考えを示す。

今回の衆院選長野5区への候補者擁立を実現させた市民グループ「上伊那市民連合」の北原永代表は「今のところ白紙だが、衆院選でさまざまな党派やグループと話し合うテーブルができた。連携しながら年内には話し合いを持ち、市長選、市議選共に方向性を探りたい」と話す。

伊那市選挙管理委員会は2日、任期満了に伴う伊那市長選挙、同市議会議員選挙を来年4月15日告示、同22日投開票で実施すると決めた。

市長、市議とも現職の任期満了日は4月29日。市議会の定数は21。10月9日現在の伊那市の選挙人名簿登録者数は5万6414人(男性2万7486人、女性2万8928人)。

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