2017年11月4日付

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現代では、科学技術の進歩が社会の隅々にまで浸透し、わたしたちは意識するしないに関わらず、生活のあらゆる場面に影響を与え、わたしたちはその恩恵を受けて生活している。現代社会における安全・安心、利便さ、豊かさは、科学技術の進展がもたらす部分が大きい▼中でも、近年世界規模の開発競争が起きているのがAI(人工知能)。自動運転車や自律飛行型のドローン、自動運転トラクターなど、スマートマシーン(賢い機械=自律的に動く機械)の普及が目前だと考えられている▼すでにAIは身近なものになりつつあり、サービスをロボットが行う「変なホテル」がお目見えし、スピーカー型音声アシスタント端末も発売された。2030年には人間と同様さまざまな状況で知性を働かせる汎用型AIが登場すると考えられている▼30年には生産構造が劇的に変化する「第4次産業革命」が起きるとされ、機械が人に取って代わって生産活動を行い、企業も個人もAIを活用できるかどうかで経済格差が生まれる時代がやってくるという▼しかし理論物理学者のホーキング博士は、「原始的な人工知能は極めて有用だが、完全な人工知能の開発は人類の終わりをもたらす可能性がある」と警鐘を鳴らす。確かにAIはより豊かで幸福な暮らしを実現するのだろう。しかしそれに頼ることで人間らしい生活を失うことに一抹の寂しさを覚えてしまう。

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