公共交通の未来は 駒ケ根市民ら意見交換

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高校生も交えて公共交通の在り方について議論した駒ケ根市民と市議の意見交換会

駒ケ根市議会は3日、「市民と議会による意見交換会」を同市のJR駒ケ根駅前ビル・アルパで開いた。「地域公共交通に求めること」を全体テーマに、高校生らを含む一般市民や市議約100人が分科会に分かれて意見交換。現状の公共交通の課題を把握し、人口減少や少子高齢化を見据えた市内や広域的な公共交通の未来像を考えた。

同市は市内巡回バスの廃止に伴い、2013年度からデマンド型乗合タクシー「こまタク」を運行する。意見交換会のテーマは、同タクシーや現状の公共交通について市民が考える課題や要望、高齢化が顕著な地域が抱える問題点を把握しようと設定。分科会は、市議会の3常任委員会がそれぞれにテーマを設けて情報、意見を交換した。

使いやすい公共交通を議論した分科会では、参加者から「こまタク」の利用方法の複雑さや、利用当日にその日の予約ができないことに改善を求める意見が出されたほか、利用促進のPR不足を指摘する声も。市内から伊那市の伊那中央病院に通院する高齢者も増えているといい、「上伊那広域の問題として公共交通を考えるべきだ」との意見もあった。

交通弱者を考える分科会は、高齢化が進む竜東地域について改善を求める声が多く上がった。同地域に限り直通バスを復活させるべきとの考えや、観光路線として運行する市内唯一の巡回バス(駒ケ根駅―ロープウェイ駅間)を市民の生活の足としても活用すべきだとの意見があった。

意見交換会は年1回開き、今回は初めて市内の高校に通う生徒や県看護大学(同市)の学生合わせて16人が参加。駒ケ根工業高校の生徒は校内アンケートを基に「電車の数が少なく通学が大変」「公共交通の利用率を高めるためには常に利用者目線に立つことが大切だ」などと発言した。

市議会は寄せられた意見を持ち帰り、政策提言にも反映させていく。加治木今議長は「社会の根幹を成す問題と考え取り組んでいきたい」と話した。

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