魅力的伊那の商店街 フリーペーパーで再発見

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伊那市の中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」と伊那商工会議所は、商店街を紹介するフリーペーパー「いなまち×イナカチ」を発行した。「ヒト編」「歴史編」「起業・リノベ編」の3種類で、小さいながらもこだわりを持って商売に励む商店主や店舗を取り上げた。中心市街地の活性化が大きな課題となる中、伊那の商店街の価値を見直し、その魅力を伝えている。

一昨年から開いてきた商店主らの勉強会で気付いた伊那の商店街の魅力を整理する形で企画。編集メンバーはいずれも“よそ者”という市外からの移住者で「地元の人たちではなかなか言葉にできない価値を文章化、視覚化し、まちに関わる人たちの共通認識にしたい」と作った。

「ヒト編」では店選びのプラスアルファとなる個性的な店主を取材。「商品選びは独断と偏見」という酒店や3代目になる地域密着の薬局の関係者が登場する。「歴史編」は老舗を特集。伝統を守りつつ新商品に挑戦する菓子店などを取り上げた。レトロな雰囲気を醸す「看板建築」も魅力の一つとしている。

また、「起業・リノベ編」では「好きなことを仕事にして生きていく」との視点で、経済的豊かさにこだわらず、自分らしく生きる起業者に焦点を当てた。築100年という繭蔵を改築し、古道具などの店に生まれ変わらせた事例などを紹介している。

編集長を務めた八木択真さん(37)は大阪府出身で信州大学農学部を卒業、全国紙記者を経て“帰郷”し、飲食店を起業した。勉強会で見えてきた伊那の魅力を「物を大切にする」「顔が見える関係」「小さな商いで自分らしく生きる」などとし、「よそ者の目線で見るとすごく魅力的な場所だ」と強調する。

各3000部発行。伊那商議所や商店街で配る。

5月からは今回の編集メンバーが中心となって「ローカルベンチャーミーティング」を開く。従来の勉強会を発展的に衣替えし、起業した人や起業を目指す人などが集い、まちの将来について語り合ったり、情報交換する。毎月第1火曜日午後7時から。初回は5月10日にタウンステーション伊那まちで。問い合わせは同商議所(電話0265・72・7000)へ。

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