家庭の会話高い満足度 県教組上伊那支部調査

LINEで送る
Pocket

家庭での会話に満足していますか?

県教職員組合上伊那支部が上伊那地方の小中学生と保護者を対象に行ったアンケート調査で、家庭での会話は親子ともに満足度が高い一方で、親の方が子よりも満足度が下がる傾向にあることが分かった。会話に「満足している」「やや満足している」と回答した小中学生は91%。保護者は約80%とやや低く、「どんな声掛けをしたら学校のことを話してくれるかと日々思っている」など会話に悩む声もあった。

調査結果は、17日まで上伊那各地で開いている上伊那地区教育懇談会の資料として提供し、各家庭の会話づくりに生かしてもらう考えだ。

今回は、昨年度の調査で、親がほめても子がほめられたと感じていないなど、親子で捉え方にずれが生じたことから、親子関係を築く上で不可欠な会話に重点を置いて7月に実施。小学5年生と中学2年生の計773人、保護者511人から回答を得た。

家庭内の会話で、小中学生の半数以上が「満足している」、約40%が「やや満足している」と回答。保護者が話を聴いてくれると感じる子は90%を超えた。会話の頻度に関して、小学生は「今のままでよい」が55%、「もっと話したい」が39%。中学生は「今のままでよい」が55%、「もっと話したい」は39%だった。

普段の話し相手について、小学生は上位から母親が91%、友達が65%と続いたのに対し、中学生になると友達が89%、母親が84%と逆転した。

一方で、保護者は会話に「満足している」と答えたのは35%。「やや満足している」との回答が最も多く、50%近くを占めた。アンケートに寄せられた意見には「声を掛けても『忘れた』などと言われ、それ以上、会話が進まない」「反抗期でもあり、すぐに機嫌が悪くなり落ち着いて話ができない」など会話に対する葛藤がうかがえる。その中でも「話し掛けられれば、ちゃんと聴いて一緒に考え合えるようにしている」などと子どもへの配慮が見られた。

調査結果に対し、同支部は「親子の間でいくつかの考え方や受け取り方のずれがあり、満足度に差が見られた。保護者の日々の努力が現れ、会話の難しさや葛藤もうかがえる」とした。

児童・生徒理解専門委員会委員長で伊那市春富中学校の堀内翼教諭は「中学生になると部活などで忙しくなり、会話が少なくなるが、たくさん話さなくても満足度が高い。親がそれを分かった上で話し合えば、子どもとの会話が減ったという悩みの解決につながるかもしれない」と話した。

懇談会では、調査結果を基に保護者と教職員らで話し合う。「親子の関わりを考える糸口になれば」と多くの参加を呼び掛けている。問い合わせは同支部書記局(電話0265・72・2453)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP