ユニバーサルツーリズム推進 諏訪でフォーラム

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県諏訪地域振興局は10日、障がいの有無にかかわらず誰もが旅行を楽しめる「ユニバーサルツーリズム」の推進に向けたフォーラムを諏訪市高島のRAKO華乃井ホテルで開いた。約60人が参加。施設整備以外の分野でも受け入れ意識を高め、意欲ある事業者や関係機関が連携することで誘致を図る「すわスタイル」を考えた。

基調講演は信州大学U・S・Iリサーチの加藤彩乃代表が行い、障がい者や家族の誘致に加え、特別支援学級の子どもたちも含めた全生徒を受け入れる教育旅行の誘致を提案。教育現場で障がいのある人とない人が可能な限り一緒に学ぶ「インクルーシブ教育」が進んでいることを背景に、特別支援学級の子どもも修学旅行に一緒に参加できる環境づくりを希望した。障がい者の旅行に対する意識調査の結果を示し、「旅行先がバリアフリーでなくても専門家のサポートがあれば旅行したいというニーズは大きい」と語った。

パネルディスカッションでは加藤代表が進行役を務め、障がい者や高齢者とその家族、友人グループの受け入れに積極的な富士見高原リゾート(富士見町)の福田敏明社長、介助が必要な観光客を助ける専門家「トラベルサポーター」を派遣するソーシャル・ネットワークの旅(諏訪市)の森田勝己社長、バリアフリー化を進めてきたRAKO華乃井ホテルの白鳥和美社長らがそれぞれの取り組みを紹介した。

障がい者とその家族を対象にした体験企画などを提案するエーティーエーアライアンス(上水内郡信濃町)代表理事で車椅子の生活を送る中岡亜希さんは自らの経験から「障がいがあっても旅行に『行きたいか』よりも『行けるか』を考えてしまうもの。専門家によるサポートと道具とアイデアで旅行は可能、山登りだってできる」とし「必要なのは障がいがあっても楽しめるサポート体制を発信すること」と述べた。

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