東京五輪合宿候補地 独関係者が下諏訪町視察

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諏訪湖の下諏訪町漕艇場周辺を視察するボルトさん(右)

2020年東京五輪・パラリンピックのボート競技事前合宿地として名乗りを上げている下諏訪町を14日、ドイツのボート協会スポーツディレクターを務めるマリオ・ボルトさん(40)が視察に訪れた。波の少ない諏訪湖の漕艇場や、標高が高くて夏に過ごしやすい気候から、「ボートにとって完璧な環境」と高く評価した。

ドイツは16年リオデジャネイロ五輪のボートで金メダル2個を獲得した強豪国。合宿地には五輪直前の20年7月に選手団約80人が2週間ほど滞在、練習する。本番と同じ2000メートルコースや陸上での練習器具「エルゴメーター」を備えるトレーニング施設、練習場に近い洋室のホテルなどを環境として求めている。

町は合宿地に決まれば、現在の漕艇場が1000メートルコースのため、沖合に平行する仮設の2000メートルの3レーンを設ける方針。漕艇庫も現在地の道路を挟んだ湖岸に移転新築する計画を進めている。

ボルトさんは視察で「遊覧船やモーターボートはどうなる」「諏訪湖の7月の波は」などと質問。町担当者が「ほかの船舶とは調整する」「7月は波が最も穏やかで練習するには最適」などと応じた。合宿で合わせて使用が想定される岡谷市のやまびこスケートの森や、諏訪市内のホテルも見学した。

同町が諏訪、岡谷市と連携して事前合宿誘致を始めて以降、海外からのボート競技単独の視察は初めて。青木悟町長は「練習と宿泊場所が近くて便利な上、東京に近い。高地トレーニングもできる」とPRし、合宿地に決まることに期待を寄せていた。

ドイツ協会は合宿候補地を同町、兵庫県豊岡市、茨城県潮来市の3カ所に絞り込んで検討中。豊岡は13日に視察し、潮来は15日に視察予定で、3カ月以内に合宿地を決めたいという。

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