県内ガソリン高騰懸念 レギュラー140円台

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県内のガソリン価格は2年3カ月ぶりに高水準を記録。価格上昇を気にしながら給油するドライバーが多い=諏訪市内のスタンド

資源エネルギー庁が15日に発表した長野県のレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(13日時点、平均)は前週と比べ1・8円上がり140・6円になった。2015年8月17日の140・6円以来、2年3カ月ぶりに140円台と高水準になった。調査を担当する石油情報センターは「来週も上がる。その先の変動は不透明」と予想しており、消費者の価格高騰の懸念は高まりそうだ。灯油価格も18リットル当たり1433円と前週に比べ上昇傾向にあり、冬本番を前に暖房代など家計にも影響を与えかねない状況だ。

同センターによると、ガソリン価格の上昇は、中東の情勢不安と、産油国のロシアやメキシコなどが減産傾向にあることが主な要因だという。

県内では15年8月以降、16年3月7日の115・6円を最安値に、同年12月12日には130・7円に達した。それ以降、130円台で微増減を繰り返しながら上昇した。

県石油商業組合諏訪支部長で信和商会=岡谷市=の五味保幸社長(48)は、「(同社が運営する給油所では)これまでに大きな客数の落ち込みは見られていない」としながらも、「ガソリン価格の上昇を気にする人もおり、少しでも安いところで入れたいという消費者心理は働いてくる」と指摘する。

灯油価格も2週連続で1400円台を記録。1400円台は15年9月14日の1403円以来、2年2カ月ぶり。五味支部長によると「国内の灯油の貯蓄量が減り、値段も上昇している。急な寒波が来たときなどは消費者の需要が高まり、在庫が品薄になる可能性もある」と危惧している。

諏訪市四賀のガソリンスタンドで給油していた会社員男性(55)=同市中州=は「ガソリン代がこのまま上がり続ければ、間違いなく家計に大きな打撃を与えると思う」と不安視する。

五味支部長によると、ガソリン価格や灯油価格が上がると、消費者は量をリットル単位など限定的に買う傾向になるという。「ただ、豪雪などの災害が起きた場合のことを考えると、車であれば満タンに、灯油などであればプラス1缶を買って、万が一に備えることも大切」と話していた。

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