鳥インフルに備え 伊那で県機関が防疫演習

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鳥インフルエンザの発生に備えた上伊那・諏訪地域の防疫演習。真剣な表情で防疫服の着脱訓練に取り組んだ

上伊那、諏訪の県地域振興局や県伊那家畜保健衛生所などは16日、高病原性鳥インフルエンザの発生に備えた防疫演習を伊那市の県伊那合同庁舎で行った。県職員のほか市町村や警察の担当者、畜産農家ら80人が参加し、まん延防止や早期終息への鍵となる初動防疫を確認。昨冬から全国で感染確認が相次いでいることを踏まえ、「県内も楽観できない状況」(両振興局)と緊張感を持って取り組んだ。

昨季は9道県の12農場で発生し、殺処分の総数は167万羽に上った。野鳥からの高病原性ウイルスの検出は全国各地で218例あり、今シーズンも島根県内で相次いで検出されている。

同衛生所の担当者は「昨年並みの発生が危惧される」と警告し、発生農場では原則24時間以内に殺処分を、72時間以内に埋却・焼却処分を終える必要があると初動防疫の流れを解説。「防疫措置には多くの人員と、地域一丸の対応が必要」と強調した。

参加者は、発生農場に立ち入る際に必要な防疫服の着脱訓練を行い、服を二重に着たのに続いて手袋や長靴、マスク、ゴーグルを装着。2人一組になり手袋の隙間などを粘着テープでふさいだ。訓練映像や実演を通じて処分の手順も確認した。

同衛生所によると、昨年2月現在の家禽の飼育戸数・羽数は上伊那が95戸・20万5992羽。諏訪は28戸・1万2721羽と少ないが、県内有数の野鳥飛来地・諏訪湖を抱える。上伊那地域振興局農政課は「渡り鳥の飛来時期を迎える。演習で危機管理意識を高め、初動対応を万全にしておきたい」と話していた。

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