清陵中生の夢乗せ大空へ SUWAロケット

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生徒から受け取ったイラストを確認し、ロケットデザインの構想を練る武井さん(左)と中山プロジェクトマネジャー

小型ロケットの打ち上げを通じてものづくり技術の高度化を図る、諏訪地方6市町村と信州大学工学部の「SUWA小型ロケットプロジェクト」は、来年3月に打ち上げるロケットのデザインの基となるイラストを諏訪清陵高校付属中学校(諏訪市)2年生に依頼し、16日に受け取った。同プロジェクトの武井敦子さん(31)=太陽工業=が思いが詰まった80枚を手にし、「みんなの誇りとなるロケットを飛ばす」と決意を語った。

小型ロケットは3号機の打ち上げを来年3月に実施する。武井さんはロケットのデザインを担当。生徒のイラストを組み合わせたコラージュ作品を本体に描く。ロケットに携わって得られる感動を共有したい―と、協力を依頼した。

清陵中生徒は6月にプロジェクトのメンバーと「夢をカタチに」をテーマにした座談会を開いており、打ち上げに向けて技術を磨いている技術者と意見を交わした。

生徒は「みんなのロケット」「諏訪のすきなところ」「夢」の3テーマから一つを選んで描いた。たくさんの笑顔がハートを包んだ構図、「SUWA」と描かれたカップの中に湖、森、温泉、花火などを盛り込んだデザイン、「妖怪の思いもロケットに」と傘のお化けを描いた作品もあった。

一枚ずつ確認した武井さんは「きれいに描かれている。力を入れて描いてくれた皆さんの思いを裏切らないロケットにする」と語った。

同校で開かれた受け渡しのセレモニーでは生徒を代表し、飯澤優里さん(14)=塩尻市=が手渡した。作品を受け取った武井さんに続き、プロジェクトマネジャーの中山昇・信大工学部准教授が「(来年3月には)皆さんの絵を乗せたロケットが打ち上がる。ぜひ期待して」と述べた。

「みんなが笑顔になる仕事がしたい」という夢をイラストにした飯澤さんは「自分の作品も描かれたロケットが打ち上がるなんてすごい。今から楽しみ」と期待を寄せた。諏訪の好きなところとしてハクチョウ型の遊覧船を描いた伊東幸汰朗さん(14)=茅野市泉野=は「諏訪といったら『はくちょう丸』。ものづくりの盛んな諏訪地域の力を集めてぜひ成功してほしい」と思いを託した。

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