2017年11月18日付

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ハイブリッド車をはじめとした最近の低燃費車は、エンブレムに青色の装飾をあしらっている例が多い。輸入車の中には「ブルー」の名を冠したモデルもある。青色は「良好な燃料消費」を示す色ということだろう▼全国各地の病院施設などが今週、青い光で彩られた。糖尿病予防の啓発を象徴する「ブルーサークル」に基づいたライトアップである。国連が定めた「世界糖尿病デー」を含む全国糖尿病週間(13~19日)に合わせ、予防を呼び掛けている▼世界的に統一デーを設け、啓発に乗り出すほど脅威の病気だ。血液中のブドウ糖を調整するホルモンの障害で血糖値が上がり、進行すると、失明や足の切断につながる。体内のエネルギー消費の障害といっていいだろうか。初期は自覚症状が少なく、「サイレントキラー(静かなる殺し屋)」とも呼ばれる▼国内での歴史をたどれば、平安時代の藤原道長も患者だったとされる。長い歳月にわたって人を悩ましてきたにもかかわらず、患者は増え続ける。国の国民健康・栄養調査によると、糖尿病が強く疑われる成人は昨年、初めて1000万人の大台に乗った▼正しい食事や規則正しい生活とともに、身近にできる対策は運動療法だろう。これからの季節は寒さが増し、家にこもって運動不足になりがち。ウオーキングなど体を動かすことを日常に取り入れ、体調を「青色」の状態にしたい冬である。

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