空き店舗活用 伊那の中心市街地で見学会

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カウンターテーブルが備わったJR伊那市駅近くの空き店舗を見学する参加者

県や伊那市などは18日、同市の中心市街地で、空き店舗の活用につなげる見学会を初めて開いた。空き店舗を使っての起業や出店を検討する上下伊那地方などの住民約20人が参加。空き家・空き店舗の再生を手掛ける倉石智典さん=長野市=や職員、地元商店街の関係者らと空き物件を見て回り、今後の参考情報を得たり有効活用について意見を交わしたりした。

県の「信州で始めるあなたのお店」応援事業を活用して開いた。地元を交えてまち歩きと物件見学を行う内容となっており、中心市街地の活性化に取り組む「伊那まちの再生やるじゃん会」、若手飲食店主らでつくる「アスタルプロジェクト」が参画した。事業を通じた開業者には県も補助金を交付する。

JR伊那市駅近くの旧写真館、旧衣料品店などの5物件を巡った。グルメ横丁として復活させようと、アスタルプロジェクトが一括して譲り受けた建物も見学。倉石さんは善光寺門前の空き家・空き店舗活用事例を紹介し、「整備された資源を使いこなしていく時代。地域の個性を生かすことも重要」と強調した。

NPO法人を立ち上げ、障がい者の仕事場・居場所づくりをしたいという伊那市の女性(42)は「中心市街地は公共交通機関が充実し、人の動きがある。障がい者の利便性や人々との交流を考えると拠点に向く」と話した。

市によると、伊那北駅~伊那市駅の周辺、中央区を範囲とする中心市街地の空き店舗率は、2013年調査の時点で約15%。こうした会を継続的に催し、市街地の魅力発掘や空き店舗の活用を支援したいとしている。

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