岡谷市旧庁舎活用チーム 施設巡るピクニック

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岡谷市の旧庁舎前にある蚕糸公園を訪れたピクニック参加者

岡谷市で旧庁舎など近代産業化遺産を活用したまちづくりに取り組む市民団体「岡谷市旧庁舎活用チーム」(片倉隆幸代表)は18日、まち歩きイベント「岡谷ピクニック」を市内で開いた。「シビックプライド」という考え方に基づき、まちへの関わり方を考えようと初めて企画。市内のさまざまな施設を巡り、まちの魅力を再発見した。

同団体は市主催のまちづくりワークショップをきっかけに2012年に発足。旧庁舎などを活用したまちづくりについて市民の意識を高める活動や提言を行ってきた。今年度は県の地域発元気づくり支援金を受け、市民参加による市内の模型作りやまちづくりに関する講演会を開くといった活動を続けている。

この日は東京理科大学理工学部建築学科教授の伊藤香織さんを講師に迎え、17日夜の講演会と合わせて企画した。伊藤さんは都市空間の解析とデザインが専門で、講演では「シビックプライド」について、「当事者意識に基づく自負心」と説明。こうした考えに根差して取り組まれている国内外のさまざまなまちづくりの事例を紹介した。

伊藤さんは「まちと仲良くなる方法」としてピクニックを実践しており、講演でのレクチャーも踏まえてピクニックを開催。参加者は旧庁舎、蚕糸公園、カノラホール、市役所、岡谷図書館、岡谷考古美術館などを訪問し、日常的に楽しめる空間として生かしていく方法を考えた。

あいにくの雨となったが、伊藤さんが主宰する東京ピクニッククラブの「ピクニックの心得」では「雨降りは新たな幸いと捉えるべし」と提唱しており、そんな柔軟な思考も持ちながら、まちを見つめ直した。まちなかにあるイベントスペース「だもんで」に到着すると、持ち寄った食べ物や飲み物を囲んだ。

伊藤さんは「少し腰を下ろすだけで風景が変わる。日常の風景で見落としていることがないか、改めて見直してほしい」と話していた。

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