宮田小児童がサポーターに 認知症学び理解

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寸劇や手作りモデルを使って分かりやすく認知症を説明する連絡会スタッフら

宮田村内の福祉関連6事業所でつくる村サービス事業所連絡会が、宮田小学校の児童を対象とした認知症サポーター研修を始めた。4年越しの検討を経て実現した子ども向けの研修で、連絡会事業所スタッフが寸劇や手作りモデルで分かりやすく説明。「おじいちゃん、おばあちゃんが大好きな宮田村でいつまでも元気で暮らしていけるように、いっぱいお話を聞いてあげて」と教えている。

連絡会の要請を受けた同校では今年度、4年生が特別活動で時間を確保。17日に同校梅の子ホールで初めての研修が行われた。参加した約90人の児童たちは認知症について学び、どう接したらいいのかを考える機会にした。

身近なところから認知症を理解していくために設定したテーマは「おじいちゃん、おばあちゃんに僕ができること」。指導担当のキャラバンメイトは、認知症になると、頭の中の記憶のつぼから情報が出せなくなったり、情報を入れられなくなることを示し、「おじいちゃん、おばあちゃんが笑顔になれるように、何回も教えてあげてね」。「もの忘れの病気は薬があります。変だなと思ったら、お父さん、お母さんに教えてあげて」と教えた。

受講した児童たちには、認知症の人に対する理解者の目印として「オレンジリング」が配られる。開講に当たり連絡会の大石ひとみ代表は「オレンジリングを持ったら役割がつきます。どんな役割を果たしていけばいいのかを学んでほしい」と呼び掛けた。

研修は、みんなで認知症の人を支えることができる地域をつくるために、子どもたちから理解を広げていく取り組みで、将来の職業として福祉の仕事を選択肢に考えてもらえるようにすることも狙っている。連絡会では今後、より深い認知症の学習や、行きたい場所が分からなくなっている人への接し方を実習する訓練なども研修プランとして描いている。

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